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フェンスの耐用年数とは?素材別の年数や、耐久年数との違いを解説

家の模型と降下するグラフ

 

フェンスは、外装やプライバシーなどの利点から設置を考える人も多いでしょう。設置後は、雨や風により経年劣化するため、定期的なリフォームが必要です。しかし、どの程度の頻度で行えばいいのかわからない方も多いでしょう。

 

そこで本記事では、リフォーム時の基準となる、フェンスの耐用年数について解説していきます。素材別の年数や、耐久年数との違いも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読むための時間:3分

耐用年数とは

耐用年数について、以下の3つから解説します。

 

  • 耐用年数の意味
  • 減価償却について
  • 耐久年数との違い

 

それぞれ詳しく解説していきます。

耐用年数の意味

耐用年数とは、対象の資産を使用できる、法的に決められた期間です。建物や建物の付属設備、機械設備など、有形固定資産に耐用年数が定められています。この年数を過ぎた設備は、資産としての価値が消滅します。

減価償却について

減価償却とは、資産の耐用年数が終わるまでの間に、毎年少しずつ資産価値を経費として処理する仕組みです。例えば、10年の耐用年数がある資産は、10年かけて毎年少しずつ資産価値を失い、10年後にはすべての資産価値が無くなります。このような資産を、減価償却資産と言います。

耐久年数との違い

耐用年数と耐久年数の違いは、法的な期間かどうかです。耐用年数は、国税庁により法的に決められた期間であるのに対し、耐久年数は、メーカーや販売店が独自に設定した期間となります。耐久年数は法的な期間ではないため、税金や資産価値の計算には使用できず、あくまで商品を使用できる推奨期間と考えましょう。

耐用年数の種類

耐用年数の種類は、以下の3つです。

 

  • 法定耐用年数
  • 物理的耐用年数
  • 経済的耐用年数

 

それぞれ詳しく解説していきます。

法定耐用年数

法定耐用年数とは、メンテナンスすることを前提に、資産を使用できると見込まれる年数です。資産価値や減価償却の基準となる役割があります。資産により年数が一律で決められているため、建物の評価額を知りたい際に利用します。

物理的耐用年数

物理的耐用年数とは、資産の素材などから耐久性を考えた上で、物理的に使用できる年数です。物は年月が経つと劣化し、使用できなくなります。本来の用途を果たせなくなった時点で、物理的耐用年数が消滅します。

経済的耐用年数

経済的耐用年数とは、資産の修繕費が、新しく資産を購入する金額を上回る年数です。資産が劣化すると、買い換えるのではなく、補修して使い続けることがあります。しかし、修繕費よりも買い替えの方が安くなる場合、物の持つ経済的な資産価値が消滅したと考えられます。経済的な資産価値が消滅するまでの期間が、経済的耐用年数となります。

フェンスの素材による法定耐用年数の違い

フェンスの場合、素材により法定耐用年数が異なります。以下3つの素材の、法定耐用年数をご紹介します。

 

  • 金属造
  • 樹脂製
  • 木造

 

それぞれ詳しく解説していきます。

金属造

金属で作られたフェンスなど、塀の法定耐用年数は10年です。フェンスに使われる金属は、主にアルミやスチールです。また、部分的に金属を使用したものは、法定耐用年数が異なります。例えば、鉄筋コンクリート造のフェンスは、金属の鉄筋とコンクリート素材のため、法定耐用年数は30年となります。

樹脂製

樹脂で作られたフェンスの法定耐用年数は10年です。樹脂を使用したフェンスは、人工竹垣フェンスなどが挙げられます。樹脂製なので、プラスチックを原料としたフェンスが対象です。

木造

木造フェンスの法定耐用年数は10年です。法定耐用年数は、メンテナンスすることを想定した年数です。木造フェンスは、木が腐敗し劣化することもあるので、腐敗や劣化の手入れをした上で、10年が耐用年数です。

耐用年数を理解してフェンスを設置しましょう

フェンスにも耐用年数があります。素材により年数が異なるため、資産価値の計算をする際は正しい知識が必要です。耐用年数をよく理解した上でフェンスを設置しましょう。

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