庭を芝生にするメリット・デメリットは?天然と人工の違いもご紹介
庭を芝生にしたいけれど、なかなか踏み切れないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。一口に庭を芝生にすると言っても、天然芝と人工芝のどちらにするかや予算の問題など、考えなければならないことが多いですよね。そこで今回は、それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介します。ぜひチェックしてみてください。
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天然芝の特徴
天然芝は、イネ科に属する多年草です。天然芝は春を迎えると緑の新芽を出し、秋の肌寒くなる時季まで鮮やかな緑色を楽しませてくれます。芝が緑色の季節は、水やりや雑草抜き、刈って長さを整えることで美しい芝を保てるでしょう。
また、芝にもいくつかの種類があり、耐塩性がある品種や高温多湿に強い品種、痩せ地でも育ちやすい品種などさまざまです。住んでいる土地柄に合わせて、育てやすい品種を選んでみてください。
天然芝のメリット
ここからは、天然芝のメリットを解説します。
見た目を楽しめる
天然芝は多年草なので、四季の移ろいに合わせてさまざまな表情を楽しめます。また、植物ならではの香りや特有の色、ツヤを楽しめるのもメリットの1つだといえるでしょう。
施工費用が安く済む
施工費用を安く抑えたい方は、天然芝がおすすめです。人工芝の10分の1程度の費用で済ませることができます。初期費用は安いものの、その後のメンテナンス費用がかかる点には注意しましょう。
天然芝のデメリット
ここでは、天然芝のデメリットを解説します。
維持管理費がかかる
天然芝を美しく保つためには、肥料やりや除草、防虫などのメンテナンスが欠かせません。そのため、維持管理費用が高くつきます。メンテナンスを自分で行う場合でも、年間1万円前後かかります。
手入れが大変
天然芝は手入れをサボっていると、どんどん伸び続けて見た目が悪くなってしまいます。そのため、水やりや草むしりなどの手入れが必要です。美観を保つためにも、日々のメンテナンスを欠かさないようにしましょう。
人工芝の特徴
人工芝とは、天然芝に似せて作った合成樹脂製の芝のことです。ひと昔前は明らかに偽物で安っぽい見た目のものがほとんどでしたが、近年販売されているものは、ツヤや色合い、手触りまで、かなり本物に近付いています。メンテナンスは必要ありませんが、使い方によっては劣化が早まってしまうため注意が必要です。
人工芝のメリット
ここからは、人工芝のメリットをご紹介します。
年間を通して美しい緑を楽しめる
天然芝は秋の終わりになると枯れてしまいますが、人工芝であれば1年中鮮やかな緑を楽しめます。寒い時期にも庭のグリーンを絶やしたくないという方には人工芝がおすすめです。
日当たりの悪い場所やベランダにも施工できる
天然芝は、風通しや日当たりが良い場所でないと育てられませんが、人工芝であれば土がない場所や日当たりの悪い場所にも敷くことができます。
人工芝のデメリット
ここでは、人工芝のデメリットをご紹介します。
施工費用が高い
人工芝は、施工時のコストが高いです。費用の目安としては、1㎡あたり2千5百円〜程度で、16畳くらいの庭に人工芝を敷く場合には、30万円ほどかかります。しかし人工芝はその後の手入れがほとんど必要ないため、維持管理にかかる費用は安く抑えることが可能です。
火気は厳禁
人工芝は基本的に火気厳禁です。例えば人工芝を敷いた庭でバーベキューをする際に、火の粉が飛んだり炭が落ちたりすると、芝が溶けてしまいます。もしも人工芝の近くで火を扱う場合は、防炎シートを用意してください。
芝リフォームはDIYでも施工できる?
天然芝にも人工芝にもいえることですが、芝リフォームをDIYで行うと、見た目だけではなく耐久性などの機能面にも影響が出ることがあります。長くきれいな芝生を楽しむためにも、施工はプロの業者に任せましょう。庭の形や雰囲気、土地柄に合わせたタイプの製品を選び、適切なアドバイスをもらえるはずです。
庭に芝生を敷くと多くのメリットが得られる
この記事では、天然芝と人工芝のそれぞれの特徴やメリットとデメリットをご紹介しました。天然芝と人工芝は、一概にどちらが良いと言えるものではなく、求める条件によって異なります。庭を芝生にしたいと検討されている方は、ぜひ比較する際に本記事の内容を参考にしてみてください。