庭の芝生の正しいお手入れ方法は?やるべきことやトラブル対策も解説
おしゃれな庭づくりの要素として人気の高い芝生ですが、自然の植物であるため、思うように育たなかったり、手入れが大変だったりと悩みも多いものです。そこで今回は、芝生の手入れ方法について解説します。芝にまつわるトラブルと対策についてもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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天然芝はこまめなお手入れが大切
天然芝を美しく保つためには、水やりや除草、芝刈り、施肥など、こまめなお手入れが必要です。また天然芝は、年間を通して同じメンテナンスを行えば良いというわけではありません。育ち具合や気候に応じて作業内容も異なるため、芝に関するある程度の知識をつけておき、柔軟に対応することが大切です。
天然芝を美しく保つためにやるべきお手入れ
天然芝の具体的な手入れ方法をご紹介します。
水やり
冬場は休眠期にあたるため、水やりをする必要がありませんが、その他の季節はこまめな水やりが必要です。春や秋は2、3日に1回程度、夏場は毎日、天候の様子を見ながら水やりをしましょう。こまめな水やりが大変だと感じる場合は、スプリンクラーの導入も検討してみてください。
肥料やり
春から秋にかけては、肥料を与えましょう。肥料を与えることで生え方が安定し、芝の色ツヤも美しくなります。施肥のベストな頻度は使用する薬剤の種類によって異なるため、肥料の袋に記されている内容をしっかり確認してください。
芝刈り
芝の長さは、2〜3cmをキープすることが理想です。それよりも伸びてきたら、芝刈り機やハサミなどを使って定期的に芝刈りをしてください。芝が伸びていると、見た目が悪くなってしまうだけではなく、茎に光が届かないため光合成ができません。
芝刈りを行う目安は、芝の伸びが遅い春には月1程度、成長の早い夏場は月2〜4回程度、成長速度の落ち着く秋には月1〜2回程度です。冬場は休眠期なので、基本的に草刈りを行う必要はないでしょう。
除草作業
雑草が生えている場所には芝が生えないため、定期的に除草作業を行ってください。雑草の種類によっては硬いものもあるため、そのまま芝刈り機を使用してしまうと刃部分にダメージを与えてしまう可能性があります。目についたものは、手作業でこまめに取り除くことを心がけてください。
エアレーション
エアレーションとは、専用の装置を使って土に穴を開け、芝生に空気を取り入れる作業のことです。芝の成長を促したり、芝を元気にさせたりする作用があります。エアレーションを行う頻度の目安は、春や秋に月1回程度です。夏や冬は芝が弱っているため、エアレーションは行いません。
芝にまつわるトラブルと対策
ここからは、芝にまつわるトラブルと対処法をご紹介します。
天然芝が部分的に枯れた場合
天然芝が一部だけ枯れてしまった場合には、枯れた部分だけ張り替えを行いましょう。ただし、病気で枯れた場合には、周りの芝にも広がったり、同じ土に植えた芝が枯れてしまったりする可能性もあります。原因がはっきりしないときには、外構を専門的に取り扱う業者や植木屋に相談してみましょう。
お手入れが間に合わない場合
先述した通り、天然芝のお手入れはやることも多く、難しいケースがあるかもしれません。どうしても世話が難しい場合には、人工芝に挑戦してみても良いでしょう。人工芝は初期費用がかかってしまうものの、その後はお世話をする必要がなく、年中きれいなグリーンを楽しめます。
天然芝の張替えは3月がベスト
天然芝の張り替えは、3月の気候の良いシーズンを狙いましょう。冬だと霜によって枯れる可能性があり、夏は暑さの影響で枯れてしまう場合があるためです。ベストシーズンを選んで張り替えて、活き活きとした緑を楽しみましょう。
芝生を正しくお手入れして、いつでも美しい庭を保とう
本記事では、天然芝のお手入れ方法について解説しました。芝はお手入れが大変ですが、四季の移ろいを楽しめたり私たちの心を癒してくれたりと、メリットが盛りだくさんです。芝の品種によっても必要なメンテナンスの程度は異なるため、わからないことはプロの業者に相談してみてください。