ガレージに湿気が溜まりやすいのはなぜ?理由や効果的な対策をご紹介
愛車を収納するための空間として人気が高いガレージですが、密閉性が高いため湿気が溜まりやすいことをご存知ですか?本記事では、ガレージに湿気が溜まりやすい理由や、湿気が溜まることで生じるデメリット、ガレージに有効な湿気対策をご紹介します。湿気でお悩みの方は、ぜひ最後までお読みください。
この記事を読むための時間:3分
ガレージに湿気が溜まりやすい理由
ガレージ内に湿気が溜まりやすい最も大きな理由は、外とガレージ内の気温差によって結露が発生するためです。結露対策を行っているガレージであれば問題ありませんが、換気が悪く十分に対策されていない場合は、湿度が高くなってしまいます。さらに、ガレージの内装を、コンクリートの打ちっぱなしで仕上げているケースがありますが、熱伝導率が高く外気温の影響を受けやすいため、結露が発生しやすいです。
ガレージに湿気が溜まるデメリット
ガレージ内部に湿気が溜まると、大切な車やバイクの状態が悪くなってしまいます。車体の金属部分が錆びる原因になったり、裏の部分などにカビが生えたりすることも珍しくありません。また、車やバイクだけではなく、ガレージに保管している工具や道具の劣化も進んでしまいます。
ガレージの施工前にできる湿気対策
ここでは、ガレージ設置の施工前にできる湿気対策をご紹介します。
エアコンや換気設備を整える
湿気対策には、常に換気を良くしておき、外気温とガレージ内部の気温の温度差を小さくしておくことが大切です。そのため、エアコンや換気設備の設置を検討してください。
後付けしても問題ありませんが、ガレージが完成した後でエアコンや換気設備を取り付けるとなると、設置したい場所の近くに電源がなかったり、配線の問題が起きてしまったりなどの問題が起きるかもしれません。ガレージを新築する予定があれば、最初にエアコンなどの換気設備を整えておきましょう。
通気口取り付けの位置を工夫する
通気口は、高い場所と低い場所に2カ所ずつ取り付けておきましょう。空気の流れが良くなるため、効率的に換気を行うことができます。
ガレージの設置後にできる湿気対策
ここからは、ガレージの設置後にできる湿気対策をご紹介します。
送風機やサーキュレーターを設置する
ガレージ完成後にどうしても湿度が気になる場合には、送風機やサーキュレーターを導入してみましょう。ガレージ内部にこもった空気を動かすことで、空気内の湿気をちらして結露の発生を防ぐことができます。湿気の溜まりやすい場所の空気をうまく循環させられるように、置き場所も工夫してみてください。
防水処理を行う
ガレージの防水機能が低いことで、湿度が高くなってしまう可能性があります。塗装など簡単な施工で防水機能は高められるため、検討してみましょう。また床の湿気対策は、床の上に防水石膏ボードやビニールシートを敷き、合板の床材を重ねる方法があります。ガレージ完成後でも問題なく防水加工ができるため、気になる方は業者に相談してみてください。
雨漏り修理を行う
天井側のカビやシミが気になる場合には、雨漏りが原因となっている可能性が考えられます。雨漏りが原因で湿度が上がっている場合には、雨が漏れてきている場所を修理しなければ改善できません。高所作業は危険なので、外構業者やリフォーム業者に修理を依頼しましょう。
湿気対策を行えば、ガレージ内はいつでも快適
本記事では、ガレージ内に湿気が溜まりやすい理由や、湿気が溜まることで生じるデメリット、効果的な湿気対策を解説しました。ガレージの湿気対策は、こまめに換気を行って結露を発生させないことと、防水処理をきちんと行っておくことが大切です。大切な愛車を湿気から守るためにも、ガレージ内の湿度には常に気を配っておきましょう。