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オープン外構とクローズド外構の違いは?メリット・デメリットも解説

オープン外構の家

 

家の外観を左右するのが外構工事です。しかし、外構工事といっても様々なスタイルがあります。どのスタイルにするかで、家の雰囲気は大きく変わるでしょう。本記事では、オープン外構とクローズド外構について解説します。それぞれの具体的な特徴と併せて、メリット・デメリットやおすすめの条件についても紹介するので、参考にしてください。

この記事を読むための時間:3分

オープン外構とクローズド外構の特徴

家の外観には、大きく分けると以下2つのスタイルがあります。

 

  • オープン外構
  • クローズド外構

 

この2つのスタイルには、特徴に明確な違いがあります。それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。

オープン外構の特徴

オープン外構とは、簡単に説明すると「家の周りに塀を作らない外構」です。基本的には、目隠しとなる塀やフェンスは家の周りにありません。しかし、腰より低い塀やフェンスを設置する場合も、オープン外構といいます。

 

欧米ではオープン外構が多く見られます。特に郊外では玄関から道路まで距離があるので、オープン外構を取り入れているようです。近年では、日本でもオープン外構を取り入れた家が増えてきています。

クローズド外構の特徴

クローズド外構とは、家の周りに塀がある外構です。塀の高さは「成人の頭が隠れる」か「首から上だけは見える」のどちらかが多いです。外からは塀の中がほとんど見えません。そのため、プライバシーの保護を目的に施工する方もいます。

オープン外構のメリット

オープン外構の主なメリットは下記の3点です。

 

  • 開放感がある
  • 防犯性が高い
  • コストを抑えられる

 

それぞれ詳しく解説するので、参考にしてください。

開放感ががある

家の周りを壁で囲わないので、開放感があります自宅の敷地が狭い場合、オープン外構にすると広々とした空間が目の前に広がります。日当たりも良くなるので、明るい雰囲気になるでしょう。

防犯性が高い

家の周りをオープン外構にすると、防犯性が高くなりまオープン外構は外から見える状態なので、死角はほぼできません。隠れる場所もないため侵入者は避けることになり、防犯性が高くなります。

コストを抑えられる

オープン外構にするとコストが抑えられる点も、メリットといえるでしょう。家の周りに塀や門を設置しないので、その分の費用は掛かりません。また、仮に設置するとしても、ープン外構の塀や門は腰の高さ程度なので、安く抑えることが可能です。

オープン外構のデメリット

オープン外構には、デメリットもあります。主なデメリットは以下の3点です。

 

  • プライバシーが守られにくい
  • 他人に侵入されやすい
  • 子供やペットが飛び出す可能性がある

 

それぞれのデメリットについて、詳しく解説するので参考にしてください。

プライバシーが守られにくい

オープン外構にすると、プライバシーが守られにくくなります。家の周りに遮るものがないからです。玄関先や庭だけでなく、窓の大きさによっては家の中まで見えてしまう可能性もあります。

他人に侵入されやすい

他人に侵入されやすいという点も、デメリットといえるでしょう。オープン外構は道路と敷地の境界線がわかりにくくなりますそのため悪気がなくとも、偶然敷地内に入ってしまうことがあります。他人に侵入されないように、敷地の周りに低い植え込みや花壇用の柵を設置するなど、工夫が必要でしょう。

子供やペットが飛び出す可能性がある

子供やペットがいる家庭では、飛び出しの危険性があるので注意してください。敷地の外は道路です。子供が遊びに夢中になって動き回っても、オープン外構には塀がないため、道路にそのまま飛び出してしまう可能性があります大きな事故につながるため、玄関先や庭で遊ぶ際には工夫が必要になるでしょう。

クローズド外構のメリット

日本で多く見られるのが、クローズド外構です。主なメリットとして以下の3点があげられます。

 

  • プライバシーが守られる
  • 重厚感のある見た目になる
  • 子供やペットの飛び出し防止になる

 

それぞれのメリットについて、詳しく解説します。

プライバシーが守られる

クローズド外構の大きなメリットは、プライバシーが守られることでしょう。家の周りは、高い塀やフェンスで囲まれています。そのため通行人に、敷地内や家の中を覗かれる心配がなくなります

重厚感のある見た目になる

重厚感のある見た目になる点もメリットです。家の周りを塀やフェンスで囲う際、玄関には門を設置します。塀と合わせて素材にこだわれば、威厳のある素敵な外構になるでしょう。

子供やペットの飛び出し防止になる

子供やペットがいる家庭は、飛び出し防止になるのでおすすめです。家の周りを塀やフェンスで囲うので、敷地と道路の境界がはっきりします。塀やフェンスも高さがあるので、子供やペットが遊んでいても飛び出すことはないでしょう。

クローズド外構のデメリット

クローズド外構にはデメリットもあります。以下は、主な3つのデメリットです。

 

  • コストがかかる
  • 防犯性が低い
  • 圧迫感は閉塞感を感じやすい

 

それぞれのデメリットについて、詳しく見ていきましょう。

コストがかかる

クローズド外構は塀が高いため、その分材料費などのコストがかさみます。また、門扉も設置するので、その分の金額も上乗せされて予算が多く必要になります。

防犯性が低い

クローズド外構は、防犯性が低いというデメリットがあります。外から見えにくいということは、侵入者にとっての死角が多いということです。他人が敷地内に侵入していても、通行人は気づかないでしょう。

圧迫感や閉塞感を感じやすい

圧迫感や閉塞感が感じやすくなる点もデメリットです。家の敷地が狭い場合、建物から塀までの距離が短くなります。そのため窓を開けても壁があるだけで、開放感を得にくくなってしまいます。

オープン外構とクローズド外構はどちらが良いか

オープン外構とクローズド外構には、どちらもメリット・デメリットがあります。そのため、どちらがいいのか迷う人もいるかもしれません。そこで、それぞれ向いているケースについて解説します。オープン外構とクローズド外構に分けて紹介するので、参考にしてください。

オープン外構に向いているケース

  • コストを抑えたい
  • 庭のお手入れが好き

 

オープン外構は塀やフェンスを設置しないので、施工費を節約できます。また、工期も短期間で済むので、時間面でのコストも節約できるでしょう。また、庭のお手入れが好きな人は、オープン外構にすることで通行人に見てもらえます。季節ごとに植え替えた花や綺麗に整えた芝生などを、道行く人にも楽しんでもらいましょう。

クローズド外構に向いているケース

  • 小さな子供やペットがいる世帯
  • 重厚感のある佇まいが好き
  • 庭の手入れが好きではない

 

小さな子供やペットがいる世帯は、クローズド外構が向いています。家の周りの塀やフェンスが、飛び出し防止の役目を果たすからです。また、しっかりした造りの塀や門扉を設置すれば、自宅が重厚感のある佇まいになります。ただおしゃれなだけでなく、高級感のある外観が好きな方にもクローズド外構が向いています。

 

他にも、クローズド外構にすると、家の周りに高い壁やフェンスがあるので、庭を覗かれる心配はありません。庭の手入れが好きではない場合は、通りすがりの人に見られる心配がないのでおすすめです。

決められないときは施工業者にご相談を

オープン外構もクローズド外構も、メリット・デメリットがあります。どちらが優れているということはないので、好みに合わせて選択しましょう。どうしても決められない場合は、施工業者に相談してみてください。コスト面も含めて、希望を伝えてみることをおすすめします。あらゆる面を考慮したうえで、提案してくれるでしょう。

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