満足のいくウッドデッキの選び方!素材と大きさに注意して選ぼう
ウッドデッキを設置すれば、家の外でも快適な時間を過ごせるようになります。しかし、使用する木材や、大きさ、デザインなどの種類が数多くあるため、理想のウッドデッキを選ぶのは簡単ではありません。本記事では、素材やサイズといったポイントに焦点を当て、それぞれの種類が持つ特徴を詳しく解説します。ウッドデッキを選ぶ際の参考にしてください。
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【素材別】ウッドデッキの選び方
理想のウッドデッキを購入するには、「見た目」や「耐久性」など、様々な面を考慮しなければなりません。この2つのポイントに大きく関わってくるのが、ウッドデッキの素材となる木材の種類です。ウッドデッキの素材には、大きく分けて天然木と人工木があり、それぞれメリットとデメリットが存在します。ここでは、素材ごとの特徴と設置に適した状況を紹介します。
天然木
天然木は、樹木から切り出された自然の素材を指します。その美しさと風合いから人気があり、リラックスした屋外空間を作るのに適した素材だと言えます。ただし、人工木に比べて耐久性が低く、定期的なメンテナンスが必要です。ここでは、ソフトウッド、ハードウッドの2種類に分けて天然木の特徴を紹介します。
ソフトウッド
ソフトウッドは、松や杉などの針葉樹から得られる木材を指します。名前の通り、軽量で柔らかいため、加工が比較的容易であり、ウッドデッキのカスタマイズがしやすい点が魅力です。また、他のウッドデッキの素材に比べて価格が安く、予算に優しい選択肢となります。
しかし、腐りやすく耐久性が低いため、定期的な再塗装などのメンテナンスが必要です。ランニングコストまで考慮すると、長期使用にはあまり向かない素材です。
ハードウッド
ハードウッドは、東南アジア原産の広葉樹から得られる木材を指します。ソフトウッドに比べて密度が高く、硬度があるため、高い耐久性を誇る素材です。天然木が持つ美しい木目を数十年単位で楽しめますが、半年ほどでささくれが生じるため、定期的にやすりをかけるなどのメンテナンス作業が必要です。また、重量が重く、加工が難しい点と価格が高めな点を考慮しなければなりません。
人工木
人工木は、木粉やプラスチックなどの材料を組み合わせて作られた素材です。白アリや腐食に対する耐久性が高いため、水洗いなどの簡単な掃除だけで美しさが保てます。ただし、天然木に比べて、ウッドデッキ表面の温度が上がりやすく、季節によってはやけどの危険性もあります。そのため、スリッパを履いて利用するなどの工夫が大切です。
天然木は、メンテナンスをほとんど行わなくても長期間、綺麗な状態で使用できるので、ウッドデッキ初心者にもおすすめの素材です。
【サイズ別】ウッドデッキの選び方
ウッドデッキは、素材の他にサイズも重要な要素です。用途や設置スペースに合わせて最適なサイズを選ぶことで、より快適性を高められます。ここでは、設置目的に合わせたウッドデッキのサイズの目安を紹介します。
洗濯物が干せるサイズ
洗濯物を干す作業を効率化するために、ウッドデッキはとても役立ちます。部屋から外へ出るためにいちいち靴を履き替える必要がなく、万が一洗濯物が落ちたとしても土で汚れる心配がありません。洗濯物が干せるウッドデッキの大きさは、洗濯物の量など、各家庭のニーズを考慮することが一番大切です。4人家族を基準にしてみると、幅は3~4m、奥行きは2m程が適切な大きさです。
子どもの遊び場にもなるサイズ
子供の遊び場として活用できるサイズも重要です。子供用のビニールプールや簡単な遊具を配置し、その周りを安全に移動できる幅まで考慮しなければなりません。子供の遊び場になるウッドデッキのサイズとしては、幅3m、奥行き2m程の大きさが適切です。
家族や友達とも集まれるサイズ
家族や友達とも集まれるサイズのウッドデッキは、大人数が快適に座ったり移動したりできるスペースを確保する必要があるため、幅4~5m、奥行き3m程の大きめのサイズとなります。この程度のスペースがあれば、BBQコンロやテーブル、椅子などを置いても、動き回りながら食事や会話を楽しむことができます。
ポイントを押さえて満足のいくウッドデッキを選ぼう
ウッドデッキは、自然とつながる場所として、そして、家族や友人と特別な時間を共有するスペースとして、毎日の生活に楽しみを与えてくれます。素材は、見た目の美しさやメンテナンスのしやすさなど、重視している点に合わせて決めると良いでしょう。また、用途を考慮してから決めると適切な大きさのウッドデッキを選びやすくなります。
各要素が持つポイントを押さえて、ニーズに合ったウッドデッキを選び、心地よい屋外スペースを手に入れましょう。