お庭のエクステリア工事業者の選定方法:外構工事は要相見積り
あなたがエクステリア工事を業者に依頼する際、どのような会社に相談しますか?
例えば、新築にて外構工事をお考えの場合、建築会社にそのままお庭の施工まで依頼する方は数多くいらっしゃいます。
このとき、ハウスメーカーや建築工務店ですと、実際に施工やプランニングすることが少なく、ほとんどのケースが下請け業者に丸投げをして15~30%以上もの中間マージン料(手数料)を受け取っているのが現状です。例を挙げると、30%の中間マージンが発生すると、200万円の工事で60万円もの手数料を元請け業者に支払っていることになります。
これらを知っている方は、外構工事専門業者に直接工事を依頼します。
デザイン性や製品の知識も豊富で、金額のみならずあなたがより使いやすく住みやすいエクステリアのプランニングをしてくれることでしょう。
お庭のリガーデンについては、建築とは別工事になるため建築会社へと工事を依頼する方は少ないです。
主に、エクステリア専門業者やホームセンターが多いのではないでしょうか。
このとき注意しなくてはならないことは、ホームセンターも工務店同様に中間マージン料を受け取り、下請け業者に丸投げしていることです。
もちろん、自社製品を取り扱っているホームセンターであれば、バリュー品がお得なことに間違いはありません。しかしながら、実際の施工は下請け業者が行うため施工費においては手数料が発生してしまいます。
これらを良く理解して業者選定することがとても大切です。
エクステリア(外構)業者の選び方
あなたは、どのように工事業者を選ぶでしょうか。
多くの方は、雑誌やCM、インターネットを活用して見つけることが多いでしょう。
しかし、これらを大々的に宣伝できる資金を持つ会社が有利で、多くの中間マージン料がここに使われています。
多額の広告費を使用することで、より大きな影響力を持つ宣伝をすることができます。
数多くある外構専門業者の中から、優良業者を見つけるのにはどのようにすれば良いのでしょうか。
それは、「実際に見積りを依頼してプラン提案を受ける」ことです。
昨今では、どの会社も無料にて見積り及びプラン作成を行っているため、それを利用することが大切です。
そこで注意点ですが、あまりにも多くの業者に見積りをとってしまうと、選定が難しくなってしまうことがありますので、2~3社ほどにしておいた方が良いです。
無料見積りでは、お見積りだけではなくプラン提案してくれるかどうかも見極めの大事なポイントです。
平面図やパース図(ぱーすず:立体的な図面)も無しに、御見積書を作成する業者は要注意です。
仕上がりの位置や高さが分からず、施工する職人の感覚で工事を進められてしまう可能性が高くなるからです。
そのため、見積書のみの作成しかしてくれない業者への工事の依頼はやめましょう。
パース図につきましては、弊社の別ページにて解説しています。
見積りにおいては、1社のみではなく相見積もり(あいみつもり:複数の会社に見積りを依頼すること)してみましょう。
他社のプラン内容やお見積りの金額を見て、よりあなたに合う業者とお付き合いをしてみてください。
エクステリア工事の相見積もりは大事
外構専門業者の選定は困難を極めます。
なぜなら、「どこにも依頼したことがない」からです。
エクステリア工事は、食品のように味見をすることができません。その代わり、相見積もりをして他社とのプラン比較をすることができます。
このとき、費用を重視する際は、同等プランにてお見積りをしてもらいます。
フェンスやブロック、さらにはカーポートなどのエクステリア商材は、数多くのメーカーが存在しています。
メーカーにより価格が異なりますので、それを業者にチョイスしてもらいより安くて良い商品を選んでいただけます。
注意点としては、「エクステリアプランナーが一生懸命あなたのために作成したプラン図を安易に他社に見せない」ことです。
同等の条件にて見積をしてほしいときは、手書きでゾーニング図(ぞーにんぐず:位置取りや間取りを書いた図)を作成してそれを業者に渡すようにしてください。
図面は、現地調査やお客様からのヒアリングをもとに、プランナーが時間と労力を掛けて作成した作品です。
相見積もりに関しては、それぞれの会社に「相見積もりしています」と伝えてしまいましょう。
これにより、競争心理が働きより良い提案や適正価格での見積もりを期待できます。
相見積もりが面倒でも、人生において高い買い物となる工事ですので最低2社のお見積りを依頼しましょう。
まとめ
ここまで読んでいただいたあなたは、エクステリア業者の選定方法が分かったことと思います。
外構専門業者に相見積もりを依頼すること、これが一番だと私は考えます。
プラン内容や営業担当の人柄、お見積り内容など労力は掛かりますが、長く使うお庭の工事となります。
様々なデザインや商品を見て、ぜひお庭造りを楽しみましょう。
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