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外構工事の洗い出しとは?意味や種類、メリットについて徹底解説!

洗い出しの玄関

 

外構工事の一種に洗い出しがあります。洗い出しとは、コンクリート敷きの玄関アプローチにした場合に採用される加工方法です。日本では昔から親しまれているため、見たことがある方も多いでしょう。本記事では、洗い出しについて詳しく解説します。種類やメリットについても併せて紹介するので、参考にしてください。

この記事を読むための時間:3分

外構工事の洗い出しとは

洗い出しは外構工事の一種で、玄関アプローチに採用されます。主なポイントは下記の3つです。

 

  • 左官仕上げの一つ
  • 採用率は高い
  • コスパのよい施工法

 

それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

左官仕上げの一つ

洗い出しとは左官仕上げの一つです。コンクリート敷きの伝統的な方法として、日本で昔から採用されてきました。多くの左官仕上げでは、コンクリートを流した後は刷毛やコテで平らにならして完成させます。しかし洗い出しは、コンクリートを水で洗い流して石や砂利を表面に浮き上がらせる、特徴的な仕上げを行います。

採用率は高い

玄関アプローチで洗い出しを行うと、見た目や雰囲気が明るくなるので、採用する家は多くあります。また、コンクリートに入れる石によっては洋風な見た目になります。和・洋どちらにも合う点も、採用率が高い理由の一つです。

コスパのよい施工法

洗い出しは レンガやタイル敷きなどと異なり、特別な材料を必要としないため、導入コストを抑えられます。また、高級感のある見た目で、格式の高い料亭などでも取り入れられているほどです。そのため、安価で見た目の良いアプローチや玄関などを造りたい方におすすめです。また、石の種類にこだわらなければ、さらに費用を削減できます。予算に合わせて選んでみましょう。

外構の洗い出しの種類

外構の洗い出しは一つではありません。主な種類は以下の3つです。

 

  • セメント洗い出し
  • 樹脂洗い出し
  • その他

 

それぞれの種類について、詳しく解説するので参考にしてください。

セメント洗い出し

セメント洗い出しは、セメントの中に化粧石や化粧砂利などを混ぜる左官手法です。セメントが完全に固まってしまう前に、水で洗い流して石や砂利の頭が見えるようにします。日本で伝統的に採用されている左官方法でもあります。

樹脂洗い出し

樹脂洗い出しは、セメントの代わりに樹脂を使用する方法です。セメントとは違って全体的に透明感があるので、洋風の玄関アプローチに採用されることが多いです。最初はテカリが気になるかもしれませんが、使い込むと艶が消えていき、趣が出てきます。

その他

洗い出しには他にもさまざまな種類があります。例えば洗い出し風平板は、洗い出しのデザインが施された平板を敷き詰めていくスタイルです。厳密な洗い出しではありませんが、見た目は洗い出しと変わりません。

 

また、ネットにあらかじめ取り付けられた石や砂利を敷き、その上から特殊なモルタルを流し込んでいく、ネットストーンと呼ばれるスタイルもあります。石や砂利はすでに均一に整列しているので、誰でもきれいな仕上がりになります。

外構工事の洗い出しのメリット

外構工事の主なメリットは下記の5つです。

 

  1. 見た目が美しくなる
  2. 滑り止め効果が期待できる
  3. スタイルやデザインを問わない
  4. 痕が目立ちにくい
  5. 歩きやすくなる

 

それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

1.見た目が美しくなる

玄関アプローチは、家の顔のような場所です。コンクリート敷きにすると、物足りなさや味気なさを感じるかもしれません。しかし、洗い出しにすれば、美しい見た目の玄関にできます。また、洗い出しに使用する石や砂利は、好きなものを選択できますそのため他人の家と被らない、個性的で美しいアプローチになるでしょう。

2.滑り止め効果が期待できる

タイルやコンクリートのアプローチの場合、雨や雪によって滑りやすくなります。しかし、洗い出しは砂利や石が滑り止めの役割を果たすため、安全なアプローチにできます。また、タイヤのスリップなどの軽減にも効果が期待できるため、カーポートとも相性が良い左官仕上げです。

3.スタイルやデザインを問わない

洗い出しは砂利や石のデザインを変えるだけで、雰囲気がガラッと変わります。そのため、適切な石を選択できれば、どんな家屋にも合わせられます。和風から洋風にリフォームする際も、洗い出しであればデザインを変えずに済む可能性があります。リフォームや模様替え時の費用を抑えたい方にも、おすすめの左官仕上げです。

4.痕が目立ちにくい

洗い出しに黒の砂利や石を選べば、タイヤ痕が目立ちません。このように、想定されるキズや痕と同系色の素材を使用すれば、痕を目立ちにくくできます。また石のキズは、かえって味のある見た目になる場合もあります。経年変化も楽しめる外構にしたい方におすすめです。

5.歩きやすくなる

歩きやすくなる点も、メリットといえるでしょう。洗い出しは浮き出る石や砂利の部分がつるつるで、凹凸も少ないため、つまづいて転ぶ危険が少ないです。そのため小さな子供や、お年寄りでも安心して歩けるでしょう。また、介護認定の家族がいた場合、洗い出しにすると介護保険適用で補助が出ます。

外構の洗い出しはコスパが良い

外構工事の洗い出しは、コスパの良い左官方法です。見た目だけではなく、安全面も期待できる方法なので、取り入れている家も多くあります。また、敷き詰める石や砂利にこだわれば、デザイン性も高められます。さまざまな種類があるので、施工業者に相談して好みの素材を探してみましょう

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